Maniac TOEIC

今から20年前、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)がETSに賄賂を渡し英語の資格を設立した。しかしある日、一筋の流れ星が国際ビジネスコミュニケーション協会の近くに落ちてから、国際ビジネスコミュニケーション協会は人が変わったかのように地下室に篭り、怪しげな研究に没頭するようになる。日本の人々はその様子を見て恐れおののき、この資格試験を狂気の試験、『TOEIC』と呼び習わすようになった。ひょんなことからTOEICに迷い込んだニートおよびフリーターを救うため、命がけの救出作戦が始まる。

2015年3月実施(198回)の試験結果が返ってきた。

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点数は730点であった。これを高いと見るか低いと見るか。
すくなくとも自分としては、小保方晴子工学博士(ただし学位取り消しが決定している)がSTAP細胞を作成した回数よりはるかに多くTOEICを受験している割には点数が高くはならなかったと半ば自戒の念を込めつつ本記事を作成している。

詳細はこのようであった。
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なお、この詳細を見ても素点が書いているわけではなく、これがTOEICを不透明でアンフェアな試験となっている要因であるのだが、この詳細から素点を割り出す、あるいは何箇所間違ったか割り出すという画期的な研究をしている人がいる。
小保方晴子工学博士がSTAP細胞を作成した回数よりはるかに多くTOEICの問題集を出版しているTEX加藤氏が自身のブログでこの研究をしている。この研究はSTAP細胞よりもはるかに実用的である。
一般受験者が氏のブログに詳細点数を書き込むことでより正確性の高い分析が可能になるらしく、無料で参加できるので精度を高める意味でも是非協力したい。

参考サイト TOEICオタクのブログ(TEX加藤氏)
http://texkatotoeic422.blog33.fc2.com/blog-entry-1186.html

なお、同ブログを見るとすでに昨日4月10日の段階で点数を申告している人もいる。郵便事情により成績表が早く着く地域もあるのだろうか。

TOEICには過去問がないというのが定説である。
が、たまたま図書館で借りた本に、TOEICには過去問があるという情報が載っていた。

情報源は日経トレンディ2014年11月号であった。
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なんと、お隣韓国では正々堂々と過去問が売られているという。どうりで韓国の平均点が高いと思った。
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しかし肝心な本の名前が書いていない。
著名人のインタビュー。
名古屋殺人の名古屋大学、大内万里亜容疑者(19)「日経トレンディが悪ふざけで記事を書いたとしか思えない」
川崎市での殺人事件で逮捕された舟橋龍一容疑者(18)「TOEIC過去問と思わせぶりな記事を書いたくせに具体的な本の名前が書いていなくてむかついた」
小保方晴子博士(ただし博士の学位取り消しが決定している)「TOEIC過去問はあります!もう200問以上解くのに成功してるんです!」


今回も狂気の試験TOEICが開催された。
やはりTOEICはクレイジーで、正直な感想としては、「わけの分からない問題が出てむかついた」、「ETSが悪ふざけで問題を作ったとしか思えない」といったところであろう。

会場の常盤木の最寄コンビには南西のセブンイレブンとなる。この界隈は一方通行が多いが、セブンイレブン→常盤木に至る道は一方通行の進行方向になるので、事前に弁当を買っておいてもいいし、食べ物を担いでの運転を避けるためにいったん受付をしてから徒歩で移動してもよい。
会場は自転車・バイク駐車可能。
車も結局は出入り自由となっていたが、たまたま今日だけ門が開いており、駐車場にも余裕があったという可能性もあるので、今後車で来ても絶対に駐車できるかの保証はない。その場合45号線沿いのレストラン(ほとんど客がおらず常にガラガラ)などに置くという手がある。

トイレについてだが元女子高を無理やり共学にしたことに驚愕。女子トイレに対して男子トイレが異様に少ない。これは学校の不手際だろう。普通は男子校・女子高を共学にする際はトイレが男女同数になるように改築する。それができなければ下手に流行を追いかけて共学化するべきではない。
とりあえず試験の日だけでも一時的に女子トイレを男子トイレとして使う、あるいは今の時代男女兼用にしてもよいがそれを怠ったのもはや学校側ではなく試験運営団体である国際ビジネスコミュニケーション協会の怠慢以外の何者でもない。ETSや国際ビジネスコミュニケーション協会の仕事ぶりに尖閣諸島。

さて、今回の問題は4LIC7であった。
■リスニング
もともと明瞭な発音とはいえない話者であったが、2015年になってかつぜつの悪さに拍車がかかった!
ラリアンに至っては合法ドラッグをやりこんでいるとしか思えないレベル。おまわりさんこいつです。
もはや英語を母語としているとは言いがたく、大学入試センター試験でアボリジニ語を選択していないとこれが人間の言語とは認識できないであろう。
余談であるが、伊奈かっぺいが収録の際、「スタッフの誰も津軽弁を分からないから」という理由で一杯飲んでから収録に臨んだというエピソードがある。このオーストラリアンもすっかり出来上がってからTOEICのリスニング音声の収録をしたのだろうか。

・PART1
残念ながら一部何を言っているのか分からない箇所があったが、残りの3文が明らかに違うので消極的な消去法で残りを1文を正解とみなした

・PART2
一部会話がかみ合っていない感もあった

・PART3
ほぼすべての先読みに成功したが、最初の1,2会話は内容自体が理解困難であった。

・PART4
小保方晴子工学博士(ただし博士の学位取り消しが決定している)のSTAP細胞成功率よりはるかに高い確率で先読みに成功した。内容自体も分かりやすいものが多いと感じた。
しかし、森問題が少なく、木問題が多かった。つまり、選択肢にある単語が聞こえてきたらその選択肢を選べばよいというもの。

■リーディング
時間どおり、あるいはあと2分あれば完答できそうに感じた。

・分からなかった単語

dedication
【名詞】
1【不可算名詞】 [具体的には 【可算名詞】] 献身,専念 〔to〕.
2【不可算名詞】 [具体的には 【可算名詞】] 奉納,献納.
3a【不可算名詞】 献呈.
b【可算名詞】 献呈の辞

pursue
【動詞】 【他動詞】
1〈獲物・犯人などを〉(つかまえたり殺したりする目的で)追う,追跡する.
用例
The police pursued the robber. 警察はその泥棒を追いかけた.
2a〔+目的語 (+with+(代)名詞)〕〈人に〉うるさくつきまとう,〈人を〉〔…で〕しつこく悩ます.
用例
He pursued the teacher with a lot of questions. 彼はいろいろと質問を続けて教師を悩ませた.
b〈不幸・病気などが〉〈人に〉つきまとう.
用例
Misfortune pursued him whatever he did. 彼は何をやっても不運がつきまとった.
3〈計画・調査・研究などを〉遂行する; 従事する; 続行する.
用例
pursue the original idea 当初の考えを押し進める.
4〈目的・快楽・問題などを〉追い求める,追求する.
用例
pursue one's ends 目的を追求する.
5〔+目的語+副詞(句)〕〈道を〉たどる.
用例
We pursued the path up to the peak. 我々は頂上への道をたどって進んだ.

speculate
【動詞】 【自動詞】
〔動(+前+(代)名)〕
1(確実な根拠なしに)〔…について〕(あれこれ)思索する,沈思する; 推測をする 〔about,on,upon,as to〕.
用例
speculate about [on] time and space [the origin of the universe] 時間と空間[宇宙の起源]について思いを凝らす.
2〔株・土地などに〕投機をする 〔in〕; 〔…を見越して〕思わくをやる 〔on〕.
用例
speculate in shares [stocks] 株に手を出す.
【他動詞】
1〔+that〕〈…ということを〉(あれこれ)推測する.
用例
He speculated that this might lead to success. 彼はこれをやれば成功するかもしれないと考えた.
2〔+wh.〕〈…かを〉推測する.
用例
He speculated who might have done it [what might happen]. 彼はだれがそれをしたのか[何が起こるか]と考えた.

bachelor
【名詞】【可算名詞】
1未婚男性,独身男性 《★【比較】 《口語》 では unmarried [single] man を用いる; cf. spinster 1a》.
2学士 〔of〕 (cf. master 4).
用例
a Bachelor of Arts 文学士 《略 BA, B.A., 《主に米国で用いられる》 A.B.》.


・PART5
公式問題集でよく問われる、「強い意志+3人称単数+動詞の原型」が出なかったように思える。
この公式があまりに有名になりすぎたので出なくしたのだろうか。

・PART6
空欄の前後を見ても絶対に分からないが、空欄関係なく最初から順に読んでいくと肛門科で処方された痔の薬を使ったあとのようにすっきりと解明する。

・PART7
メールの問題が多かった。狂気の試験TOEIC中でも一番クレイジーとされるarticleはたったの1個、設問数も3個か4個しかなかったと記憶している。
これは非常に有利なはずだが、その他の問題も決して楽ではなかった。
イベントの開催に苦情を言っているようなメールは何度読んでも分からず、結局適当に答えを選んだ。
逆に会計職求人広告に対して英文履歴書を提出しているところは明白であった。
余談だが職務経歴に3ヶ月の飲食店アルバイトを書いていたが、これはTOEICの問題文としての架空の英文履歴書で、実際には3ヶ月のアルバイトを書くことはないだろう。
と、内容自体にはなじみがあったが、上記で挙げたbachelorという単語がわからず、設問の選択肢を選びかねた。

内容的な感想としては覚えている範囲になるが、各種掲示板や個人のブログなどを見ていて思い出す部分があれば追記できるかもしれない。

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