Maniac TOEIC

今から20年前、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)がETSに賄賂を渡し英語の資格を設立した。しかしある日、一筋の流れ星が国際ビジネスコミュニケーション協会の近くに落ちてから、国際ビジネスコミュニケーション協会は人が変わったかのように地下室に篭り、怪しげな研究に没頭するようになる。日本の人々はその様子を見て恐れおののき、この資格試験を狂気の試験、『TOEIC』と呼び習わすようになった。ひょんなことからTOEICに迷い込んだニートおよびフリーターを救うため、命がけの救出作戦が始まる。

2016年02月

前回記事http://maniactoeic.blog.jp/archives/54934542.htmlで申し込んだ試験の受験。
10か月ぶりの受験体験となる。
会場はIIG Việt Nam。
受験票はこんな感じ。
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日本と違い、8時過ぎぐらいから人が集まり始め、空港よろしく金属探知機での持ち物検査が行われての入室となる。
金属製品を持ってる人はロッカーに預けなくてはいけない。
さらに、隣の席の人の答案が見えないように壁で仕切られるなど、カンニング防止に力を入れているようだ。

試験シリアルは4HIC28。
帰宅後このシリアルでググると、2011年11月の受験体験記が引っ掛かった。
その人のブログを読むと、問題もほぼ同じ。

ということは、日本で5年前に出題されたものが今になってベトナムで出題されていることが分かる。
あるいは、ベトナムでは毎日受験されてることを鑑みても、5年間同じ問題が使いまわされていることが分かる。
日本は他のアジアの国々に比べてTOIECの点数が低いと揶揄されるが、5年間同じ問題が使いまわされている国と、同じ問題が1回しか出ない国とどっちの点数が高くなるかは言うまでもないだろう。

通常、2月にはTOEICを受けることができない。
一応IPテストというものもあるが、これは団内の中でだけ有効で、一般には無効である。
が、このブログはマニアックTOEIC。
意地でも2月にTOEIC公式テストを受ける。

まず、ベトナムに行く。
住所 75 Giang Văn Minh, Q. Ba Đình, Hà Nội
名前 IIG Việt Nam
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途上国ではインターネット申し込みができないので、窓口で手続き。
写真4cm×3cmが3枚必要だが、ない場合は最寄りの写真屋で撮影。
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住所 104 Kim Mã, Q. Ba Đình, Hà Nội
名前 富士フィルム

改めてIIG Việt Namで写真を提出し、受験料790,000 Vietnamese dong = 4,036 Japanese yenを払う。
日本のTOIEC受験料と比べて安いが、成績証明書の紙切れは別料金となっており、合算するとそんなに安いわけではない。
しかし、驚くべきは日程のスピーディーさ!
試験日は申込日の10日後!
日本だと何か月も前に申し込まなくてはならず、3回分の受験料を払っているのに1回も受験できていないとかザラ。
さらに、ベトナムでは受験日の5日後に成績がわかる。
つまり、申し込んでから成績証明書がでるまでわずか3週間。
日本だと、成績証明書がでてから次の試験を申し込む方法では年に3,4回しか受験できない。
が、ベトナムでは成績証明書がでてから次の試験を申し込む方法でも年に20回ぐらい受けられるのでは?
さらに、ガンガン申し込めば毎週受験、つまり年に50回ぐらい受けられる。
日本負けてます。
よく、「アジアのほかの国に比べて日本のTOIECの点数が低い」というやつがいるが、そもそも受験機会が乏しい時点で比べ物にならない。
もっと環境を改善してからほざくべきだろう。

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